9月8日(土)~9(日)に、「中小企業のIT経営研究会」浜名湖フォーラム(通称:カリアック会議)に参加しましたので、今回はその話について少し。
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カリアック会議は、
- 経営情報学会の「中小企業のIT経営研究部会」
- 武蔵大学の「松島教授オープンゼミ」
- ITコーディネータ協会の「IT経営研究所」
実際のセッション内容、雰囲気については、参加者の一人であるシーポイントの佐野さんが写真付きのBlog記事「カリアックで鍛える」で紹介されていますが、
大学教授の先生方にはじまり、
各界で、全国で活躍の皆さんが、ここ「浜名湖畔 カリアック」に集合したのです。
まるでメジャーリーグのオールスターを観てる気分でした。
この「演題タイトル」、まじ、スゴイっすよ。
という説明には、私も同感です。
今回で二回目の参加となる研究合宿でしたが、前回以上に多岐に渡るテーマに関する発表がなされ、とても中身の濃い時間を過ごせたと思います。
様々な分野の専門家、有識者、経営者の方々が集まり、肩書きや立場に関係なく議論するというスタイルは、とても新鮮で、会場に熱気があり、そして・・・心地良い緊張感も漂いました。
個々のテーマについて学んだコトを書くと、、、キリが無いくらいに色々な話があったのですが、その中でも特に私にとって重要な「気づき」に繋がったコトを3つご紹介します。
発表を聞いていないと・・・
議論に参加していないと・・・
そして一緒に深夜までお酒を飲んでいないと・・・???、
文章だけでは上手く伝えられない気がしてとても残念ですが、、、備忘録も兼ねて。
- Catalyst(触媒)としてのクラウドの重要性
これまで個々個別に行われていた互いの業務や作業を結合させ、互いに利益をもたらす新たなビジネスのモデルを作り出すまでの設計がITベンダーに求められている(横田先生、スマイルワークス:坂本さん)
→クラウドの価値をコスト抑制、費用化モデル、俊敏性等のITリソースの所有/利用の世界で語るのではなく、クラウドのプラットフォームが無ければ実現できない「新たな付加価値」の視点で、実例も交えた話として聞けたのは、とても興味深いです。 - 個別の具体論ではなく、共通項から本質を考えることの重要性
共通項を考えないで、個別の案件、取り組みの成果を比べることに意味は無いし、議論のテーマじゃない。個々の案件、取り組みにどんな共通性があったのか?その取組みはビジネスの成功に正しく繋がったのか?という本質を考えるべき。(手島先生)
→「耳が痛い」というのは正に。。。と感じるお話でした。分かりやすい具体論(成功例)にはついつい共感しがちですが、本当に重要なのはケース・バイ・ケースの例ではなく、共通項であり抽象化できる概念、本質ですよね。 - ヘテロジニアスの重要性
ヘテロジニアスな世界で勝負をしなければ、人間は成長できない。ホモジニアスな世界は居心地が良いが、大して成長しない。企業人はもっと積極的に外の社会に出て、異質な世界から多くのことを学ばなければならない。(黒岩先生)
→技術の世界で広く深く世界と関わり、道を切り開いてきた方だからこそ・・・の重みのある話でしたが、偶然にも自分の経験と重なる部分が少しあったことも嬉しかったです。
私の中では、とても重要な気づきだったのですが、自分で書いた文章を読み返してみると、相互の関連性も無く、伝わり難いですね。ホントに。。。
この拙い表現でも、詳しく知りたいという方がもしいらっしゃったら、ご連絡下さい。
ちなみに、カリアック会議では「ソフトウェア資産管理とIT投資マネジメントの関係性」というテーマで、拙いながら…私も発表させてもらいました。
このBlogの過去のエントリ「「ソフトウェア資産管理(SAM)とは?」、「ソフトウェア資産管理(SAM)とは?(その2)」の延長線上の話ですが、
多くの有識者の方々から貴重な指摘をもらえたことは、とても有難く、
また一部の方から共感のコメントを頂けたことは、とても嬉しかったです。
最後に、この貴重な機会を提供して頂いた関係者の皆さん(特に、松島先生、IBMの栗山さん、日本商工会議所の小松さん)には、「感謝」以外の言葉が見当たりません。
本当にありがとうございました!!!
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