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2013年7月29日月曜日

プロジェクトで活躍するOSSツール

中嶋です。

あっという間に2回目の投稿となりました。月日の経つのは早いものです。
さて今回は、システム開発・運用・保守におけるツール(プロジェクト管理、バージョン管理 etc.)
について、OSSツールを中心に少しご紹介したいと思います。
古くから使われているツールが多いですが、備忘録として投稿させていただきました。

【プロジェクト管理】
 1.Trac
  EdgeWall Softwareで開発されている、プロジェクト管理ツール。
  
  チケットによるタスク管理だけでなく、
  Subversion, Gitといったバージョン管理とも連携や、テスト管理ツールであるTestLinkとの
  連携も可能。

 2.Redmine
  Jean-Philippe Langで開発されている、プロジェクト管理ツール。
  
  Trac同様、チケットでタスク管理しており、
  バージョン管理ツールや、テスト管理ツールとの連携も可能。
  複数プロジェクトで利用することも可能で、プロジェクト間のコミュニケーションも可能です。
  ガントチャートやカレンダー、グラフのようなビューといったプラグインも充実しています。
  
  昔からあるツールですが、ここ数年(2011年以降)Redmineの導入率が高くなってきており、
  MS Projectよりも導入率が高いとのアンケート結果も出たくらいメジャーになってきています。
  
【バージョン管理】
 1.Subversion
  CVSの改良版として開発されたバージョン管理ツール。
 
  リソース編集時に「ロックしない」点が大きな特徴で、
  編集するソースのロックによる待ちによる開発効率の低下を防止。
  その反面、競合が発生することもありますが、それほど苦にならなかったと思います。
 
 2.Git
  オープンソースの分散型のバージョン管理ツール。
  
  リモートサーバ等にあるリポジトリの完全コピーを手元(ローカル環境)に作成して、
  そのローカルリポジトリを使って作業します。
  最近は、SubversionよりもGitが主流になってきているようにも感じます。
 
 
【タスク管理】
 1.SubTask
  マインドマップ形式でタスクを管理するツール。
  
  Web上で編集した内容が、ほぼリアルタイムに参照可能となるので、
  タスクの洗い出し、担当割が簡単に行えます。
  
  メールによるプッシュ機能もあり、
  変更内容の情報共有、期限切れのタスク共有も可能となっています。


また、Redmine, Subversionを連携させて、進捗状況を解析する仕組みも生まれています。
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Active/20120827/418343/

管理まではツールで、進捗分析はスクリプトやマクロを組むといったパターンが多かったですが、
こういったツールが充実してくると、本来のマネジメント業務に注力出来るものです。

もちろんツールを導入するだけでなく、使う視点が無いと宝の持ち腐れとなってしまうので、
各フェーズの計画段階で、進捗・対応状況の入力方法、進捗の測定方法、不具合の分析軸を
きちんと整備して定着化させる活動も必要です。

使い方を定義したあとは、実際の利用者(開発者)の負担が低くなるよう、
自動的に情報が登録出来る仕組みも考える必要があると思います。
忙しいシステム開発プロジェクトで、細かい情報を登録していこうとは思わないでしょうし、
登録する項目数(分析軸となる項目)が増えてしまうと、管理工数がかかってしまって、
非効率になりますので。

以前のプロジェクトでは、入力漏れを支援チームでカバーするといった
非常に効率の悪い管理もあったので、自動入力の仕組みが出来ていくことを願っています。
不具合の発生原因も、記載した不具合の内容をテキストマイニングで分析し、
自動的に分類されると良いですね。

2012年10月31日水曜日

PPMツールの導入事例について

藤原です。
今回は、CA社発行の情報誌『Smart Enterprise vol.6』にて、PPM(Project Portforio Management)製品の新しい導入事例が紹介されていましたので、その話を少し。

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情報誌に掲載されていたのは「三菱東京UFJ銀行」が2012年1月より「CA Clarity PPM」を導入した事例に関する記事です。

同製品の導入事例としては、以前のエントリ「PPMツールの導入事例について思うコト」にて「アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)」の事例を紹介しましたが、今回紹介する「三菱東京UFJ銀行」の事例は、導入目的や利用方法が異なっています。

※「アフラック」の導入事例に関する詳細はコチラを参照ください。

「アフラック」では、IT投資案件の可視化とガバナンスを目的として導入している(ポートフォリオ管理を支援するツールとして)のに対し、今回の「三菱東京UFJ銀行」の事例では、プロジェクト管理の効率化と情報共有を目的としている(プロジェクト管理を支援するツールとして)点で違いがあります。

記事にて紹介されている内容をまとめると、

【導入の目的】

常時300ものプロジェクトが稼働している状況において、プロジェクト管理に関する以下の課題への対応が必要だった。

  • 効率化:同行ではPMBOKに準拠した管理手法が確立している。しかし個々の作業レベルで、進捗管理/WBS作成等はExcelがベースで、フォーマットの差異への対応、作成の作業負荷等に課題
  • 情報共有:現場、管理層(PM)、経営層の3レイヤ間での情報共有の方法
  • 分析:プロジェクトの実績データ等の分析作業もExcelを使用

【ツール選定のポイント】

  •  現行の管理手法に適用させるための柔軟なカスタマイズ性
  • 数千人がストレス無く利用できる優れたパフォーマンス
  • 海外導入の容易さ(多言語対応)

【ツール導入と利用状況】

  •  各プロジェクトの管理ツールとして「CA Clarity PPM」を採用
  • 各種管理作業、分析作業の効率化、効果的な情報共有基盤として活用中
  • ただし、予算管理とポートフォリオ管理には、自社開発の既存ツールを利用中
  • 今後、既存の仕組みとの兼ね合いを考慮しながら、「CA Clarity PPM」の適用範囲を拡張していくことを検討中


今回紹介した導入事例は、IT投資状況の可視化という側面ではなく、プロジェクト管理の側面からの導入でした。

IT投資効果の最大化に向け、様々な意思決定を推進していくためには、その判断材料として、総合的なプロジェクト管理・分析が重要であり、その実績データには高い精度が求められます。同行の取組みは、まさにその地盤作りともいうべきものだと思います。

今後も、企業におけるITプロジェクトの乱立、大規模化や多様化は避けられず、横断的に複数のプロジェクトを効率的に管理、分析することの重要性は高まるはずです。

PPMツール等を利用した横断的なプロジェクト管理を行うメリットとして、
IT投資効果を測る上での効果的な判断材料を整理できる点にあると思いますが、
加えて、
過去や現在進行中の他のプロジェクトと共通の基準で比較評価できることは、
自身のプロジェクト活動を見直し、改善に取り組みきっかけにもなることから、
現場におけるプロジェクト品質向上への動機付けとしての効果を果たす
というメリットもあるかと思います。

今後も、PPMの活用によって、効率的なプロジェクト管理活動を実現しつつ、
IT投資効果の最大化に向けた取り組みを推進する事例が、さらに増えていくことに
期待したいと思います。


2011年12月21日水曜日

IT Executive Scorecardとは?

今回は、数日前にWeb記事で見かけてからずっと気になっていた「IT Executive Scorecard」について、ご紹介します。

バランス・スコアカードの発展形?、それとも新しいフレームワーク?と期待して調べてみたら・・・正しくは「HP IT Executive Scorecard」という名前のHP社のITマネジメント管理製品でした。

詳細は下記のリンクを参照して欲しいのですが、HP社の製品サイトでは
「ITの測定基準を収集して重要業績評価指標を作成し、 上級管理者がビジネスサイドにわかりやすい形で情報を提示できる、スコアカードとダッシュボードを提供するツール」
と紹介されています。

残念ながらこのサイト上の情報は簡易デモだけで、具体的な内容が良くわからなかったので、少し調べてみたところ・・・現時点ではこの辺りの情報が一番分かりやすいですね。

この製品で私が共感を持てたのは、下記3点です。
  • HP社がベストプラクティスとして定義したKPIをテンプレートとして提供していること
  • 該当KPIを「ITの価値」「ユーザー満足度」「ITの運用品質」「先行投資」というBSCとマッピングしやすい4つの視点で区分していること
  • 該当KPIのモニタリングに必要な情報を収集する機能を有していること

実際にどこまでできるか?は、HP社のヒトに聞いてみないと分かりませんが・・・
システム全体を俯瞰して数値化することの重要性が理解されていない(正しくは、そういうアプローチそのものを認識されていない?)ことも多く、
重要性を理解していたとしても、実際にレポーティングの指標を定義することも、指標のモニタリングに必要な情報を集めることも結構大変なワークなので、きちんと実運用できている企業は多くは無いはず。

そう考えると、指標+測定方法が一定の仕組みとして利用できるのは、魅力的ですね。
<出典:IT運用の改善はKPIベースの全体俯瞰から(ITPro)>



















但し、現時点では英語版のみで、価格も100万円/ユーザーというライセンス体系なので、普及するには、まだまだ時間がかかりそう。

該当製品を単に導入することで、「システム全体の可視化ができる」とは思えませんが、定義されたKPIの中には「なるほど」と感じる指標も結構あったので、該当分野に携わっている方には参考になると思います。
#特に、4つの指標のサブ項目定義がスマートですね。

サービスマネジメント分野に明るい知人にこの製品の話をしたら、「KPIの指標がITILで定義されている指標に似てる」と言ってましたし。

大雑把に言えば、BSC+ITIL=IT Executive Scorecardという認識で良いのかもしれませんね。

最後に・・・今回は思うところがあって、初めて?顔文字無しでこのエントリを書きましたが、日頃から使い慣れていた(曖昧な表現は顔文字で誤魔化していた?)せいか、予想以上に文末表現に苦しんでしまいました。
どんな些細なことであれ、「変える」ことは大変ですね。

2011年6月3日金曜日

PPMツールの導入事例について思うコト

Blogのエントリを書くことよりも、Facebook連携(OGP)にハマってしまい・・・気がつけば月日だけが過ぎ、OGPも未だ思うようには動かせず。。。


なんてことに時間を浪費していたため、前回エントリからしばらく期間が空いてしまいましたが、今回はCA社発行の情報誌(Smart Enterprise Vol.2)に、PPM製品の導入事例が紹介されていましたので、その話を少し。
#実は、2ヶ月くらい前にはオフィスに届いていたのですが、忙しくて目を通せてなくて。。。orz

情報誌で紹介されていたのは、「アフラック(アメリカンファミリー生命保険)」の事例です。
記事の中で私が興味深いと感じたポイントをご紹介すると、
  • 「全社投資案件の検証」を目的に導入、投資対効果の検証には「コストベネフィット分析(CBA)」を採用。
    →IT投資案件の管理からスタートして、非ITの投資案件の管理に広げていくというアプローチは、これから導入を検討する企業にも参考になりますね。
    →IT投資効果をCBAで評価することの是非はありそうです(個人的にはオススメしません)が、業種特性として金融工学に精通した企業であることを想像すると、数値算出が求められるのでしょうか。。。
  • 「クラウド型の製品(CA Clarity PPM On Demand)」を採用。
    →システム特性としてはクラウド型がFITする一方、(本質的な話ではありませんが)データの性質から外部に出すことを嫌う企業が多いのでは?と考えられますが、、、英断ですね。
    →この製品の概要を知りたい方は、以前のエントリ「CA Clarity PPM」を
    どうぞ(^^)
  • システム構築期間は「約3ヶ月」だが、PPMの取組みは2004年から開始。
    →構築期間の短さもさることながら、
    製品導入に到る前のPPMの仕組み作りの期間(約5年)は注目すべき点ですね。
    →言い換えるなら、製品ありきで短期間で実現できる取り組みではないと言うコトですね。

次に、今回ご紹介したCA社はPPM製品ベンダーの中で、一番情報公開に積極的な印象を受けていますが、他社ももう少し情報公開できないのかな?と思っています。

勿論、クライアント企業との情報開示の合意が大前提なので、全ての事例が公開できる訳では無いと思いますが、
  • PPM製品ベンダーの方とお話すると、「製品認知度の低さを嘆いているヒトが少なくない」
  • ユーザー企業の方とお話しすると、「PPM製品の存在を知らないが、投資案件管理には高い関心を持っているヒトも少なくない」
というミスマッチが起きているのが実情なので、該当製品市場に関わる人々が製品競争以前に、PPM製品市場の認知を高めるアプローチを取らないと、このミスマッチは続きそうだな。。。と(^^;

当然のことながら、各企業で管理の仕組みが異なっていたり、コスト上の課題もあるので、投資案件管理に高い関心がある=PPM製品が導入となる訳ではありませんし、事例が全てを解決する訳でもありませんが、それらを差し引いて考えても、ちょっと情報が少なすぎるのでは?と感じています。

ユーザー企業のコア業務、戦略に深く関わっている新規開発案件であれば、公開も難しいと思いますが、PPMは製品+カスタマイズの世界なので、ベンダー側で機能紹介するよりも、ユーザー企業の使い方を公開した方が、検討中の企業にとっても参考になると思うんですよね。

しかも、個別にお話をお伺いする限り、ベンダーさん内部では相応の情報もお持ちですし・・・ね(^^)

こう書くと、「それなら、お前がやれよー」という声も聞こえてきそうですが、コンサルタントという職業柄&他社製品を情報公開することは難しく。。。(>_<)

もし、このエントリを目にした方の中に、PPM製品ベンダーでマーケティングに携わる方がいらっしゃったら、自社製品のPRの前に・・・市場認知を高めるアプローチの一つとして事例公開も是非ご検討下さい( ̄ー ̄)

2011年5月18日水曜日

IT投資の予算管理製品とは?

公私共に異常に忙しく、、、前回のエントリから約1ヶ月ぶりとなってしまいました。しかも、書こうとしたらBloggerが障害になるし。。orz
久しぶりの更新だったので、テーマ設定に悩んだのですが、、、今回は仕事でも少し関わりのあったIT投資の予算管理システムについての話(気付き?)をご紹介したいと思います。


「予算管理」と一言で言っても、実装機能は様々で、一般的な?ハコモノ投資の予実管理に特化したような製品から、主に販売管理系ERP製品の一部機能など多様な製品があるのですが、対象をIT投資に絞ってみると、、、意外にも製品が少ない状況であることが分かりました。


勿論、IT投資専用の製品がある訳ではないので、IT投資の予算管理に適合しそうな(正しくは、予算管理がメインで付加機能が少ない)製品という意味ですが(^^;


まず、調べてみて最初に気付いたことは、、、上述のとおり製品カテゴリに曖昧さがあるせいか、「予算管理の製品についてはいわゆる市場シェア等の公開情報が少ない!」ということです。
リサーチ会社のレポートを探してみたり、色々なKeywordでGoogle先生に問い合せてみたのですが、見つけられたのは下記の情報ぐらいでした。


<出典:ITR Market View:大企業向け基幹業務市場2007ITR)>














Oracleがシェア1位の製品を持っているの?(あまり聞いたこと無いのになー)という漠然とした疑問から、シェア上位の各社を調べてみたところ・・・買収されてますね(^^;


具体的には・・・

  • Hyperion Solutions → 2007年:Oracleが買収
  • Cartesis → 2007年:Bussiness Objectsが買収 → 2007年:さらにSAPが買収

数年前の情報なので正確性を気にしても仕方無いのですが、Oracle(ハイペリオン)、SAP(カルテシス)、インフォア・グローバル・ソリューションズの3社合計で9割以上のシェアというのは・・・ちょっと違和感はありますね(^^;
レポートにケチをつけるつもりもありませんし上記の調査時点では無かった製品ですが、Microsoftも2007年にMicrosoft Office PerformancePoint Serverを出しており(但し、現在はSharePoint Server 2010に統合)、該当製品を担いでいるSIerも数社いらっしゃるようなので、現時点ではもう少しシェアが違っているように思います。
#結局のところ・・・製品群を見ると、予算管理製品はBI製品の一部という位置付けのようですね(^^)


次に、IT投資マネジメントと予算管理を、各社がどのように関連性を持たせているのかな?と思って調べてみたところ、分かりやすい概念図をOralceのサイトから見つけました。


<出典:CFO for Tomorrow(Oracle)>




















概念図の通りOracle製品としては、IT投資のポートフォリオ管理と予算管理は別製品で構成していますが、計画段階でシュミレーションを含むPPMをHyperion Strategic Financeで実現し、決定した案件の予算管理にHyperion Planningを使うことを推奨しているようです。


今回は市場概況に近いレベルの簡易調査しかしていないので、踏み込んだ話は書けませんが、多くの企業(事業会社)においてIT投資の予実管理はExcelレベルであることも少なくなく、またSI企業等のIT案件の多い企業の場合は、社内システムの一部としてスクラッチ開発しているケースも多いと思います。
このような取り組みが良くないというつもりはありませんが、投資判断から予実管理までを一連のシステムとして繋がりを持たせる際には、このような製品の検討も必要になりそうですね( ̄ー ̄)


なお、今回の調査において、企業の予算管理について調ている最中に・・・非常に興味深いサイトを見つけたので、併せてご紹介しておきます。


個人の方のサイトですが、非常によく考えられて取組まれている様子が事細かに記録されており、このエントリに興味を持った方であれば、一読の価値はあると思います!(^^)

最後に・・・前回のエントリ「xx県情報システム全体最適化計画を見て。。。について、予想外に???様々な方からコメント、参考情報を頂きました。


頂いた情報を元に少し調べてみたところ・・・官公庁の中でもCIOを含めたトップの意識が高いところは、情報システム化計画も具体的な取り組みも民間と違いの無い高いレベルで実施されていることが分かりました。


コメントを下さった皆さま、本当にありがとうございましたm(_ _)m

2011年2月9日水曜日

Compuware Change Point

更新間隔が少し空いてしまいましたが、アクセス統計を見るとPPM製品に対する検索が多いようなので、今週はCompuware社のChangePointについて、少しメモしておきたいと思います。


Compuware社について、国内では恐らく知名度がそれ程高く無いのでは?と思いますが、実はPPM製品としては「PPM製品の動向&市場」でご紹介したとおり、GartnerのMagic QuadrantでLeader企業と位置付けられています。
また、Vantage製品に代表されるアプリケーション管理製品分野では名の通った企業ですし、最近ではWebサイトのパフォーマンス測定(ベンチマーキング)でも話題になりましたね。
個人的には、Vantageの前身となる製品を十数年前に使ったことがあり、懐かしい思い出もあったりします(^^;

前置きが長くなりましたが、そのCompuware社のITポートフォリオ製品がChangePointです。

但し、この製品については(ついても???)私自身が導入経験が無く、デモサイトも無いので、Webの公開情報をベースに推測込みで、以下に簡単にポイントを紹介すると・・・
  • 製品のウリは、「IT活動のライフサイクル全体をマネジメントするビジネス横断型ITポートフォリオソリューション」
    →相当分かりづらい表現ですが、「IT投資をビジネス(正確にはITサービス)上の効果として関連付け、測定する」ことに主眼を置いてある
  • グローバル市場での製品評価が高いが、国内事例は不明でローカライズもされていない?
    →情報も・・・Webサイト+Webセミナーだけでは良く分からない部分も少なくない・・・
  • 他社製品には無い(若しくは、それ程重視されていない)機能であるアプリケーションポートフォリオ管理に注力
    →プロジェクトタスクをアプリケーション(サービス)に関連付け、プロジェクト視点では管理することのない指標(ユーザー満足度、パフォーマンス等)も含めた管理を志向
  • 提供形態はパッケージの他にSaaS型モデルもある
  • 価格は・・・他製品と比べても安価とは言えない(^^; →パッケージ価格は以前のVer(v.12)で約800万円~、最新Ver(2010)は約1,500万円~???
うーむ。。。
調べれば調べるほど、、、一般の事業会社にはあまり縁が無い製品のような気が・・・(^^;

但し、数百単位でアプリケーションを使っている企業や、ITサービスを提供する側の事業者にとっては、提供サービスを管理する基幹システム的な位置付けとしてはハマるような気がしています。
アプリケーション(システム)を全てサービス視点で捉え、提供機能を活用していくのは、かなりハードルが高そうですが。。。


また、以前のこのBlogのエントリ「アプリケーション・ポートフォリオとは?」で、、、
結論として言葉の意味は・・・「アプリケーション・ポートフォリオ」と「プロジェクト・ポートフォリオ」に明確な違いは無く、ほぼ同じことを指していることも分かりました。
と書きましたが、ChangePointが実現するアプリケーションポートフォリオ機能は、上述のとおりサービス視点の管理という点で所謂プロジェクト・ポートフォリオ機能とは異なっているようですね。

参考までに・・・Gartnerのレポートによれば、アプリケーションポートフォリオマネジメント(APM)の平均成熟度レベルは5段階評価で「1.46」と厳しい結果がでており、ツールの活用が進んでいると言われる欧米においてもアプリケーションレベルでポートフォリオを管理できている企業は、極めて少ないのが実情のようです。

最後に・・・製品ネタを書いていると、「そろそろPPM製品の比較表を・・・」という声が(社内から???)聞こえてきそうですが、中途半端な情報で比較表を作るのは本意ではないので、必要になったタイミングでしっかりと情報収集した上で対応したいと思います( ̄ー ̄)

2010年11月18日木曜日

CA Clarity PPM

同僚との会話の中で、「そう言えば、メジャーなPPM製品なのに何故CA製品のことは書かないの?」という質問を受け、気付きました。。。「既に書いたつもりで、忘れていた」ことを。。。(^^;


ということで、今回はCA社のClarity PPMについて、簡単にメモしておきたいと思います。

残念ながら私自身が該当製品を導入した経験が無く、デモサイトも無いので、Webセミナーの情報+資料をベースとした推測込みの偏った?情報になりますが、簡単にポイントを紹介すると・・・

  • 複数のモジュールを組合わせる構成で、多くの管理機能を持つ→プロジェクト/プログラム管理は勿論のこと、財務管理やコラボレーション機能、他ツール連携等、多機能
  • USのFortune500社のトップ100社の内63社が採用する等、実績が豊富→グローバルで1000社以上の導入実績、Gartner Magic Quadrantでも2002年から9年連続でLeaders評価(参考:PPM製品の動向&市場」)
  • オンプレミス、ホスティング、SaaSと様々な導入形態に対応
  • ベストプラクティスを製品に組み込んだ「PMO Accelerator」機能がある
  • 用途を絞ったオプション機能がある
    - IT Governance Option:ITプロジェクトのガバナンス機能を強化
    - New Product Development Option:製品開発の管理機能を強化
    - Enterprise Visibility Option:直接利用しないユーザー向けの情報共有を強化
  • 価格はSaaSモデルで¥5,184,000円/年(50ユーザ)~

とここまで書いてみたものの、豊富と言われても肝心の機能面はイメージしづらいですよね。。。
と思っていたら、日本CAと販売提携しているNS-SOLのWebサイトにClarityの機能を俯瞰できる図を見つけました(^^)v

Clarityのモジュール構成
<出典:PPMソリューション(NS Solutions)>

次に、私が感じた残念な部分をコメントしておくと、
  • プロジェクト現場の情報入力を含めたボトムアップ型の管理という面には弱い(ように見える)
  • サービスライセンスが限定的で、部分導入はし難い
という2点が挙げられます。
自分自身が実際に使ってみる or ベンダーの担当者と具体的に話せば、もう少し見えてくる部分もあるとは思いますが・・・現時点ではまだ上辺だけの情報ですね(^^;
ちょっと情報不足だなーと思っていたら、CA社の導入事例紹介に、知人がPMOの仕事をしていた企業の事例がありました。今度具体的に聞いておきたいと思います(^^)



なお、製品そのものの話ではありませんが、日本CAは国内でPPMを展開している企業の中で最も情報発信(マーケティング活動とも言う???)に積極的で、様々なレポートを公開している点は、好感が持てますね。

中でも下記のレポートは、PPMの理解を深めるだけでなく、IT投資マネジメントの読み物としても参考になると思うので、オススメです。


最後に・・・冒頭の私の「健忘症対策」も兼ねて???、「製品&ツール」ページもアップデートしたので、興味がある方はご覧下さい(^^)v



2010年10月20日水曜日

Oracle Primavera

同僚がセミナーで情報を入手してきてくれたので、今回は主力のPPM製品の一つであるOracle Primaveraについて、少しメモしておきます。

Primaveraは、元々PPMの専業ベンダーであった米Primavera Software社の製品でしたが、2008年にOracleが買収して、現在のOracle Primaveraになっています。
#本論とは関係ないですが、Oracleの買収戦略は凄まじいですね。IT総合商社でも目指しているのかな???(^^;

Oracle Primaveraは、以前このBlogの「PPM製品の動向&市場」でもご紹介した通り、GartnerのMagic QuadrantではLeaders製品の一つと位置付けられていますが、国内では・・・あまり聞いたことが無い方も多いのでは?(少なくとも、私は名前を聞いたことがあっただけ・・・orz)


という訳で、製品概要の解説?は製品情報サイトに譲りたいと思います。
具体的な情報は、Oracle社のサイトよりも販社のITエンジニアリング社のサイトの方が圧倒的に充実してます(^^;
但し、Oracleからの製品PR資料も少しづつ見かける機会ができてきたので、数年後には状況が変わってるかもしれませんね。

実際に自分で該当製品を触っていないので、独断と偏見込みの話(私の推定含む机上論&セミナー担当者から伝え聞いた話)になりますが、簡単に紹介しておきます。

【競合他社製品との差別化要素(メリット)】

  • ユーザーインターフェース/操作性を非常に重視
    →導入企業に最も評価されている点(選定理由として挙げられる点)らしい
    →特に現場のプロジェクトメンバにおける操作性の高さはウリとのこと
  • PMBOKに準拠
    →カタログスペックとしての大きな差別化要素ですね
  • 経営レベルでの可視化が可能
    →この点は他社のPPM製品も同じでは?と思いますが、触ってないので。。。
  • 1万人規模の会社への導入実績もある
  • オフショア開発プロジェクトにも利用可能

【デメリット】
  • 他社製品(どことは言いませんが・・・)に比べて、圧倒的に情報量が少ない
    →上述の通り、現時点ではITエンジ社の情報以外では、USサイトを漁るしか無い状態

【価格】
  • 100ユーザで約600万円~(参考情報)

【導入実績】
  • グローバルで75,000社の導入実績があるが、国内では150社程度(導入事例の99%以上が海外)
  • 国内導入企業は製造業、電力、エンジニアリング、官公庁等が主
  • SIベンダーの導入事例は、インテック、みずほ情報総研、富士ゼロックス情報システム、アイネス等
  • グローバルのゼネコンでは、プログラム管理のスタンダードとして採用されているケースも多いらしい(※)
    (※)Google先生に問い合わせて見つけた参考情報「
    建設でいうと世界一のゼネコン、フランスのプイグとアメリカのベクテルはPremaveraを社内標準としていた

知名度がそれ程高くなくても?それなりに売れているのは、それだけ製品が素晴らしいのだろうか???
PPM製品は大別すると、ポートフォリオ管理機能に強い(ダッシュボード機能等に優れる)製品と、プログラム&プロジェクト管理機能に強い製品があるように感じていますが、Primaveraは後者に位置付けられると思うので、特定業種・業態でFITしやすいということなのかな?


ちなみに、セミナーの担当者の話を鵜呑みにすると…「Primavraは導入する事が決まってから提案依頼が来ていることが多い」らしいです。
いつかは使ってみたいと思うけど、残念ながら当分は使う機会は無さそうだ。。。( ̄ー ̄)


2010年9月13日月曜日

Microsoft Project Server その2

前回このBlogで「MicrosoftのProject Server 2010」を紹介した時点では、MSの国内サイトに限定的な情報しか公開されていませんでしたが、気がつけば・・・ちゃんとした製品情報サイトが出来ていました(^^;


具体的な機能説明になるとUSサイトに飛ばされるのは相変わらず?で、ちょっと残念な気もしますが、新機能の説明、旧Verとの比較等、製品機能が簡単に把握できるようになった点は良いですね(製品情報サイトなんだから当然か???)。

今回新たに分かった情報の中で特に興味深かったのは、PWA(Project Web App)と呼ばれるWebベースのUIで、PWAの機能範囲には下記のPPM(Project Portfolio Management)機能も含まれているので、ちょっとだけ紹介。
  • 需要管理機能
  • ポートフォリオ分析機能
  • トップダウンサマリー機能

PWAの詳細は、コチラから。
PWAはスケジュール機能面でも単体のProject製品の7割くらい?をカバーしてますし、SPSとの親和性も高いことは大きなアドバンテージになると思っています。
操作性という観点で、リボン・インターフェースの賛否?はあると思いますが、複数のプロジェクト(スケジュール)を横断的にチェックして直接変更管理できる点は、PMにとっては有効でしょうね。

と、ここまで書き進めてきてから、PWAの詳細説明サイトを見つけました(^^;
様々な利用者視点(ポートフォリオ管理者、PM、メンバー)での使い方や、ビデオ紹介があります。


この情報への辿りつき方の難しさ?と、何故「サポート→ヘルプ」の下に纏められているのかは謎ですが、ビデオへのアクセス数を見る限り、現時点ではこの情報に辿りついた方は少ないようです。(私は3番目のアクセスでした・・・)
製品情報サイトのトップにUSのデモサイトへのリンクを作るくらいなら、この情報をリンクしてくれた方が、多くのユーザにとってメリットがあるのでは・・・と感じるのは私だけなのか???


該当サイトのビデオ紹介を見て気付いたのですが、PWAのポートフォリオ分析機能では、ビジネスドライバー設定、影響評価から有効フロンティア(効率的フロンティア)を導くことも可能で、予想以上にPPM機能は使いやすい(多機能ではないけれど、割り切って実装されている?)印象を受けます。













出典:Project Web App を活用する(Microsoft)


ちなみに、「Project Server 2010をもっと知りたい!」という方は、ちょっと頑張れば?下記サイトで具体的な画面、仮想サーバ上で操作イメージも把握できます。英語のみですが。。。orz

このように機能視点で捉えていくと、「Project Server 2010はアリだなー」という話になるのですが…一方で考慮事項も当然あります。

Project Serverを活用する上での一番の壁はプロジェクトのリーダー、サブリーダー全員がMS Projectを使って業務を管理し続けなければ意味がない。。。という根本的な課題部分になると考えています。

以前、私が所属していたコンサルティングファームでも、WBSやリソース計画作成等のプロジェクトの初期段階でベースとなるツールはMS Projectでしたが、設計・構築フェーズに入ってくると、リーダークラス全員が該当ツールを使いこなしていたか?という点には、疑問が残ります。

また、私がアカウントしてきた大手ユーザー企業のクライアントにおいても、プロジェクト管理にMS Projectを使う企業は多くは無く、「Excel文化」も根強いので(^^;


話が二転三転してあれこれと書きましたが、今回のポイントを纏めると・・・
  • Project Server 2010ではPWAと呼ばれるWebベースのUIが新たにリリース
  • PWAではPPMの各種機能が利用でき、かつ予想以上に使いやすい(多機能ではないけれど、割り切ってシンプルに実装されている)
  • Microsoftのリンク情報は相当分かり難いが、充実した情報が公開され始めている
  • 但し、Project Serverは関係者全員が活用しなければ効果を得にくいという根本課題がある

という4つになりますね。

前回の記事にも書きましたが、「SPSの発展形としてProject Server 2010という選択肢」をMicrosoft自身が強くPRをし始めたことは、ITIM、PPM市場の認知度向上としては望ましいことですね(^^)


2010年9月6日月曜日

PPM製品の動向&市場

先月2日に「PPM製品の注目度が高まっている?」という記事でスタートしたこのBlogも、気が付けば早1ヶ月。。。ということで、今回はPPM製品の動向及び市場について触れたいと思います。

まず、PPM製品の動向についてですが・・・残念ながら動向を「語れる」程、PPM製品に精通していないので、外部の公開情報をベースに「知っていることを纏めて」おきます(^^;

但し、私の知っている限り国内では、Gartner Japan、IDC Japan等の主要なリサーチ会社でさえ、PPMに特化した製品動向のレポーティングはしていません(IDC Japanではエンタープライズアプリケーション市場のエンタープライズリソースマネジメント(ERM)分野として、部分的には扱われていますが)。


つまり、PPM製品は国内市場における認知度は非常に低いということになりますね(いや、前向きに「これから伸びる余地が大きい!」と言うべきか?)。
そんなことを悶々と考えながら、見つけたサイトがコチラ↓。


このサイトでは、ポートフォリオ・マネジメントについての欧米での利用方法の進化・拡大が分かりやすく纏められていますが、実際のところ国内ではどうなんでしょう?
恐らく多くの国内企業にとっては、欧米の2002年頃の利用方法でさえ自信を持ってできていると断言できるところは少ない気がします(--;

次に、主力製品の市場におけるポジショニングですが、上記同様に国内のデータは見つけられない(存在しない???)ので、Gartnerのレポート(Magic Quadrant for IT Project & Portfolio Management)から一部を引用させて頂くと、、、
Figure 1.Magic Quadrant for IT Project and Portfolio Management
出典:Magic Quadrant for IT Project & Portfolio Management, 2010(Gartner) 

出典:Magic Quadrant for IT Project & Portfolio Management ,2009(Gartner) 

上記のマジック・クアドランド(Gartnerの市場分析)の2009年版と2010年版を見比べた中で、個人的に注目すべきと感じた点は、

  • リーダー企業は6社だが、事実上は4強(CA/PlanView/HP/Compuware)+1(Microsoft)に変化
    →国内では、未販売のPlanViewを除く4社がリーダー企業候補?
  • リーダー/チャレンジャー/ビジョナリーの各企業数は変わらないが、ニッチ企業数は3社(2009年)⇒15社(2010年)に急拡大
    →ターゲットを絞ったPPM製品は大幅増加、PPM市場の注目度は高まる一方?
  • チャレンジャー、ビジョナリーの各企業の中にはグローバルでは有名でも、国内では製品を投入していない企業も多い
    →海外の製品ベンダーからも国内のPPM市場は、マダマダと見られている???

という3つが挙げられると思います。
欧米ではPPM製品が普及・拡大している中、国内でPPM製品が普及しない原因は、様々なものが挙げられると思いますが、文章が長くなってきたのでその話はまた今度(^^)


2010年8月17日火曜日

Microsoft Project Server 2010

IT投資マネジメント・・・と言いながら、PPMネタの比率が高いですが、今回はMSのProject Server 2010について。


「PPM製品」というカテゴリー分類が正しいかどうかは議論の余地がありそうですが、Microsoftも最新版の「Project Server 2010」から、従来のプロジェクト管理/リソース管理機能の延長で、IT投資効果も測定、管理できるソリューションとして提供を始めています。


具体的には、従来は「Project Portfolio Server」という名称でPPM製品を提供していましたが、「Project Server」に「SharePoint Server(SPS)」との連携を強化し、別製品だった「Project Portfolio Server」を統合して「Project Server 2010」になっています。
「Project Portfolio Server」が英語版のみの提供だったことを考えると、大きな前進ですね(^^)


この「Project Server 2010」は、Microsoftとしてもかなり力を入れているようで、クライアント型のプロジェクト管理ツールとして圧倒的なシェアを誇る「Project」と、情報共有ポータル製品としてここ数年でシェアを大きく伸ばしたSPSの発展形として新たな市場の獲得を狙っているようです。


前置きが長くなりましたが、この「Project Server 2010」の概要を紹介しておくと・・
  • 上述の通り、基本的にはプロジェクト管理/リソース管理/スケジュール管理システムのプラットフォームにPPM機能が統合された製品。
  • PPM機能に注目すると、ポートフォリオの管理/分析等の機能は実装されていますが、シュミレーション機能を含め数値管理的な部分はどこまで実装されているかは不明。
  • 価格はオンプレミス型のサーバライセンス(Open Businessライセンス参考価格)が¥948,000~、クライアントライセンスが¥21,200/台(別途SPS2010のCALも必要)。
  • オンプレミス型の製品以外に、オンデマンド型も提供される見込みだが、現時点では詳細未定。

残念ながら現時点では、この製品を評価する材料を持ちあわせていませんが(数ヶ月前にSPSのセミナーでPRしているのを聞いたくらい?)、公開情報を見る限りIT投資管理の機能としてはあくまでベストプラクティスを目指すレベルの状況(PPM製品としては他社製品には見劣りする状況)のようです。

但し、実務者としてはMS Projectで慣れ親しんだインターフェースで、プロジェクト管理だけでなくポートフォリオまで管理できるようになるというスキームは魅力的ですし、使用版も提供されているので、時間を見つけて簡単な検証をしてみようと思ってます。乞うご期待ということで(^^;

最後に・・・PPM製品は、以前にこのBlogでご紹介した「@task」の他にも、CA社の「Clarity PPM」、Compuware社の「Changepoint」等、以前から該当分野に注力してきた企業の製品もあります。
各社共にPRが増えてきていることを考えると、PPM製品の市場も少しづつ大きくなってきている(競合も激しくなってきている?)と言えますが、ITIM分野全体の広がりという観点で考えれば、今後の進展が非常に楽しみですv( ̄ー ̄)v

2010年8月10日火曜日

@taskを使ってみました

PPMツールの好奇心半分&担当プロジェクトで使えるかも?のリサーチ半分で、主要PPM製品の一つである米AtTask社(日本アットタスク社)の@task(アットタスク)を使ってみました。

@task」とは・・・

  • 米AtTask社が提供するオンデマンド型のプロジェクト管理ツール(クラウドサービスの他、オンプレミス向けのソフトウェアライセンス有)。
  • USのFortune企業を中心にグローバルでは10万ライセンスを販売。日本を含む多ヶ国向けにローカライズ対応。(導入企業にはApple、Amazon、GE、Google、Toyotaといった錚錚たるグローバル企業他、Fujitsu、Hitachiも名を連ねてます)
  • プロジェクトの進捗を管理するためのタスク管理/リソース管理/スケジュール管理等は勿論のこと、ポートフォリオ管理、要求管理、文書管理等々、かなり多機能。
  • クラウドサービスの価格は¥42,000/管理者/年~、¥27,000/ユーザー/年~(チームメンバーライセンスの場合)。

【収益管理の画面】


【ポートフォリオグラフ】


機能の詳細はAtTask社のWebサイトを見て頂くとして、、、興味深かった点&使ってみた中での所感を少し。

【Good】
  • UIが、かなりイケている。。。多機能な割には、使い方が洗練されていて使い易い(市場で評価されている理由?)
  • MS Projectと同期できたり、Salesforceと連携できたり・・・と、外部連携が考慮されている
  • マネージメントに特化したPPMツールではなく、プロジェクト活動に必要な一連の情報を操作/管理可能なポータルサービスと言える程、コラボレーション機能も充実している

【Bad】
  • 個々のタスク(入力)の積上げでエグゼクティブ/マネージメント・サマリーが出るアプローチで、プロジェクトメンバ全員がライセンスを持たないと意味が無い
  • 直感的に操作できるようには作られているものの、多機能過ぎて使うプロジェクトは選ばざるを得ない。。。(少なくとも小規模プロジェクトには向かない)
  • 良い点の裏返しにもなるが、コラボレーション機能も含め全てコミコミで使う前提でないと使い難い(他の管理ツールとの併用も現実的ではない)

結局、一定規模以上の組織/プロジェクトでないと(機能の使いこなしも含めて)導入効果を得にくく、一方でその規模で使うとなると相応のコスト(ライセンス/教育)が必要という悩ましさに直面しますね。。。

但し、このBlogで紹介したとおり「PPM製品への注目度が高まっている」ことを考えれば、@taskは国内でも結構売れるのでは?と思っていますので、PPM製品に興味がある方は是非調べてみてください。
調べるよりも、日本アットタスク社のWebサイトから「無料トライアル」を申し込んだ方が、早いかも?(^^;

個人的には、非常に好感触を得たツールでしたが、もっと機能を絞り込んだ(Professionalよりも)ライトなバージョンを出して欲しいなーというのが今回の結論です。

それにしても、操作デモ環境にYouTubeを使う時代なんですね。ちょっと新鮮でした(^^)