まず、PPM製品の動向についてですが・・・残念ながら動向を「語れる」程、PPM製品に精通していないので、外部の公開情報をベースに「知っていることを纏めて」おきます(^^;
但し、私の知っている限り国内では、Gartner Japan、IDC Japan等の主要なリサーチ会社でさえ、PPMに特化した製品動向のレポーティングはしていません(IDC Japanではエンタープライズアプリケーション市場のエンタープライズリソースマネジメント(ERM)分野として、部分的には扱われていますが)。
- 国内エンタープライズアプリケーション市場 2009年下半期(IDC Japan)
つまり、PPM製品は国内市場における認知度は非常に低いということになりますね(いや、前向きに「これから伸びる余地が大きい!」と言うべきか?)。
そんなことを悶々と考えながら、見つけたサイトがコチラ↓。
このサイトでは、ポートフォリオ・マネジメントについての欧米での利用方法の進化・拡大が分かりやすく纏められていますが、実際のところ国内ではどうなんでしょう?
恐らく多くの国内企業にとっては、欧米の2002年頃の利用方法でさえ自信を持ってできていると断言できるところは少ない気がします(--;
恐らく多くの国内企業にとっては、欧米の2002年頃の利用方法でさえ自信を持ってできていると断言できるところは少ない気がします(--;
次に、主力製品の市場におけるポジショニングですが、上記同様に国内のデータは見つけられない(存在しない???)ので、Gartnerのレポート(Magic Quadrant for IT Project & Portfolio Management)から一部を引用させて頂くと、、、
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出典:Magic Quadrant for IT Project & Portfolio Management, 2010(Gartner) |
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出典:Magic Quadrant for IT Project & Portfolio Management ,2009(Gartner) |
上記のマジック・クアドランド(Gartnerの市場分析)の2009年版と2010年版を見比べた中で、個人的に注目すべきと感じた点は、
という3つが挙げられると思います。
- リーダー企業は6社だが、事実上は4強(CA/PlanView/HP/Compuware)+1(Microsoft)に変化
→国内では、未販売のPlanViewを除く4社がリーダー企業候補? - リーダー/チャレンジャー/ビジョナリーの各企業数は変わらないが、ニッチ企業数は3社(2009年)⇒15社(2010年)に急拡大
→ターゲットを絞ったPPM製品は大幅増加、PPM市場の注目度は高まる一方? - チャレンジャー、ビジョナリーの各企業の中にはグローバルでは有名でも、国内では製品を投入していない企業も多い
→海外の製品ベンダーからも国内のPPM市場は、マダマダと見られている???
という3つが挙げられると思います。
欧米ではPPM製品が普及・拡大している中、国内でPPM製品が普及しない原因は、様々なものが挙げられると思いますが、文章が長くなってきたのでその話はまた今度(^^)
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