打合せの趣旨は「IT投資の可視化」に関する意見交換で、課題認識~基本的な考え方~具体的なアプローチ方法を一通りお話したのですが、説明後に頂いたコメントを要約すると、
- 説明は良く分かったし、課題認識や具体的なアプローチも、その通りだと思う。
- 但し、前提となる環境(=BSCのような定量的な管理手法そのものに対して受け入れる素地)が整っていない企業が、国内にはまだまだ多いことへの配慮が必要。
- 定量的なマネジメント手法が企業文化として定着していない企業にとっては、「投資マネジメント」の重要さへの理解を得られても、具体的なアクションには結びつきにくい。
- 可視化は・・・既得権益がある人には受け入れられない。
- 投資マネジメントの重要性はITに限った話ではなく、企業のコアとなる事業領域で定量的なマネジメントの仕組み=投資の意思決定~管理のスキームが無ければ、IT分野だけで投資マネジメントを取組んでも、定着化は難しい。
- 潜在的なニーズは多いので、あとはどうやって顕在化させる(必要性を具体的に認識させることができる)かが重要。
書き連ねてみると、「当たり前」の話ばかりですが、今までは明確に(IT投資の可視化の)ニーズを持っているクライアントと接する機会が多かったので、私にとっては目からウロコでした。
特定分野を追いかけていると、ついつい視野が狭くなりがちですが、改めてベースとなる考え方の重要性「何のためのIT投資マネジメント?」を、そして「当たり前の話」の深さを改めて気付くことができました。
ちなみに、上記は読み方次第では厳しいメッセージに見えるかもしれませんが、非常に気さくで懐の広い方だったので、打合せはとても和やかに、(私の勘違いでなければ、、、息子を諭すかのように)温かいメッセージも多く頂きましたよ(^^)
#初めてのご訪問で、上場企業の役員の方だったので、私はかなり緊張しましたが。。。
最後は継続的なマネジメントの重要性の話から、カルビーの品質管理の凄さの話題(カルビーは降雨量や気温からジャガイモの品質を算出)で話も盛り上がり、非常に有意義な打合せでした。
実は上記以外にも、ビジネス的に有効なアプローチ、考え方等を色々とアドバイスを頂いたのですが、その話は企業秘密ということで(^^;
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