甦るIT投資―実力を発揮する6つのキーポイント NTTデータビジネスコンサルティング 日経BP企画 2006-09 おすすめ平均 (Amazonで詳しく見る) |
残念ながら、内容的には少し古さは感じる部分があり(数年前の本だから当たり前?)、
主張されているべき論を実際に推進するためのコストを考えると、汎用的なIT投資における考え方としてはあまり現実的ではないと感じました。
但し、基幹システム刷新等の大規模プロジェクトのサブリーダー以上のヒトにとっては、多くの示唆を含む本だと思います。
#私も該当するシステム構築に関わっていた数年前なら、もっと役立てられたかも・・・(^^;
なお、
本書の筆者が主張している「情報システムを活用するための進め方」
- 「現場力」、「経営力」、「情報力」の三位一体の進め方(業務プロセス、戦略、情報システムの均衡)
IT投資マネジメント分野で松島教授が提唱されている「IT投資の合意形成アプローチ」
- 「合意形成の三角形」(経営者、利用者、情報システム部門の合意形成アプローチ)
上記2つが類似している点は、非常に興味深く感じました。
今回の教訓:「IT投資」というキーワードだけで書籍を購入するのは止めよう。。。
2 コメント:
明晰な分析ですね。
恐れ入ります。。。まさか、このBlogが先生の目に止まるとは思っていなかったので、びっくりしました。
コメントを投稿