2010年10月20日水曜日

Oracle Primavera

同僚がセミナーで情報を入手してきてくれたので、今回は主力のPPM製品の一つであるOracle Primaveraについて、少しメモしておきます。

Primaveraは、元々PPMの専業ベンダーであった米Primavera Software社の製品でしたが、2008年にOracleが買収して、現在のOracle Primaveraになっています。
#本論とは関係ないですが、Oracleの買収戦略は凄まじいですね。IT総合商社でも目指しているのかな???(^^;

Oracle Primaveraは、以前このBlogの「PPM製品の動向&市場」でもご紹介した通り、GartnerのMagic QuadrantではLeaders製品の一つと位置付けられていますが、国内では・・・あまり聞いたことが無い方も多いのでは?(少なくとも、私は名前を聞いたことがあっただけ・・・orz)


という訳で、製品概要の解説?は製品情報サイトに譲りたいと思います。
具体的な情報は、Oracle社のサイトよりも販社のITエンジニアリング社のサイトの方が圧倒的に充実してます(^^;
但し、Oracleからの製品PR資料も少しづつ見かける機会ができてきたので、数年後には状況が変わってるかもしれませんね。

実際に自分で該当製品を触っていないので、独断と偏見込みの話(私の推定含む机上論&セミナー担当者から伝え聞いた話)になりますが、簡単に紹介しておきます。

【競合他社製品との差別化要素(メリット)】

  • ユーザーインターフェース/操作性を非常に重視
    →導入企業に最も評価されている点(選定理由として挙げられる点)らしい
    →特に現場のプロジェクトメンバにおける操作性の高さはウリとのこと
  • PMBOKに準拠
    →カタログスペックとしての大きな差別化要素ですね
  • 経営レベルでの可視化が可能
    →この点は他社のPPM製品も同じでは?と思いますが、触ってないので。。。
  • 1万人規模の会社への導入実績もある
  • オフショア開発プロジェクトにも利用可能

【デメリット】
  • 他社製品(どことは言いませんが・・・)に比べて、圧倒的に情報量が少ない
    →上述の通り、現時点ではITエンジ社の情報以外では、USサイトを漁るしか無い状態

【価格】
  • 100ユーザで約600万円~(参考情報)

【導入実績】
  • グローバルで75,000社の導入実績があるが、国内では150社程度(導入事例の99%以上が海外)
  • 国内導入企業は製造業、電力、エンジニアリング、官公庁等が主
  • SIベンダーの導入事例は、インテック、みずほ情報総研、富士ゼロックス情報システム、アイネス等
  • グローバルのゼネコンでは、プログラム管理のスタンダードとして採用されているケースも多いらしい(※)
    (※)Google先生に問い合わせて見つけた参考情報「
    建設でいうと世界一のゼネコン、フランスのプイグとアメリカのベクテルはPremaveraを社内標準としていた

知名度がそれ程高くなくても?それなりに売れているのは、それだけ製品が素晴らしいのだろうか???
PPM製品は大別すると、ポートフォリオ管理機能に強い(ダッシュボード機能等に優れる)製品と、プログラム&プロジェクト管理機能に強い製品があるように感じていますが、Primaveraは後者に位置付けられると思うので、特定業種・業態でFITしやすいということなのかな?


ちなみに、セミナーの担当者の話を鵜呑みにすると…「Primavraは導入する事が決まってから提案依頼が来ていることが多い」らしいです。
いつかは使ってみたいと思うけど、残念ながら当分は使う機会は無さそうだ。。。( ̄ー ̄)


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